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| ゲルク派は、論理的教義と僧院制度で次第に他の宗派を圧倒、17世紀にはチベット仏教界最大組織となる。それを背景にダライ・ラマ5世はラサ・ポタラ宮を造営、ここに移り住んだ。僧侶であると同時にチベットの王でもある、僧王ダライ・ラマの歴史はここに始まった。
建国神話の猿のこと覚えていますか? ダライ・ラマ5世以降300年の間、父親猿の血を引き継いだチベットの民は、観音菩薩の化身ダライ・ラマの治世のもと、平和への道を追求しつづけ、稀有なチベット文化を育んでいくことになります。 | 寺院内で出会ったゲルク派の僧侶達
| パンチェン・ラマ : 『当寺の僧院長、阿弥陀如来の化身とされるパンチェンは、ダライ・ラマに次ぐ高位の転生者だが世俗的権力はない。ダライ・ラマ14世のインド亡命後(1959年)、中国側が世俗的権力を付加し政治的に利用したのが先代パンチェン・ラマ10世だったが、彼の死後(1989年没)、11世の認定をめぐってチベット亡命政府側と中国の間で食い違いが生じている』。
見学の最後が、中国が威信をかけて建立した、と言うパンチェン・ラマ10世の霊塔でしたが、疲れもピークで良く覚えていません。それより気になったのが向かいの中庭に建つ一本の柱。「あれっ、まるで御柱みたい?」。帰国してから調べてみると、「タルポチェ:天と地をつなぐ聖なる柱」とあります。諏訪の御柱との関連やいかに。 |
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