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 「昔ここに住んでいたのかも!?」と一瞬息を飲む。そんな気持ちを味わいたくて東奔西走した、世界あちらこちらをご案内します。 - 2006年04月24日更新 -
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2006年04月24日 : テーブルから落とした愛用のパソコン、無事に(修理差額なしで)戻ってきました。PCが手元になかったのでご報告の時期が遅れましたが、「放送大学に入学しました!」。大学院に入るという知人に勧められて一念発起、花冷えの4月2日「入学者の集い」に出かけ決意を新たにしてきたのでした。

 専攻は「人間の探求」で、今期は「宇宙像の変遷と科学」「倫理思想の源流」など10科目を取りました。知りたいことがあるといつも、つまみ食いのようにチョコチョコと調べては自己流でアプローチしてきたのですが、学ぶと言うのは一人旅にガイドがついたようで心強い。中には教科書を読むだけの先生もいますが、図や映像を多用した放送授業ならではの講義も多く、毎回なんらかの「驚き」があります。プラトン曰く「哲学は驚きに始まる」。
放送大学の入学式「入学者の集い」
放送大学の入学式「入学者の集い」
今春から「花の女子大生(ちょっと古いか?)」です
 「倫理思想の源流」序論によりますと、彼がソクラテスの言葉として「テアイテトス」の中で取り上げているのが、『驚きの心こそ、知恵を愛し求める者の心なのだ。つまり、愛知(philosophia:哲学)の始まりはこれより他にない』だそうです。

 「知らない国を旅したい」と言う衝動も、「自分が何に『驚き』を覚えるのか知りたい」と求める心から。「もしかしたら無意識に哲学(旅行?)して来たのかしら」なんて思うと、ソクラテスやプラトンがグッと身近に感じられるようになりました。平日はのんびりしたいと、土曜日に5科目取ってしまったのは無謀でしたが、学ぶことがこんなに楽しいとは予想外。下に参考書籍を載せましたので、興味のある方は読んでみて下さい。
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