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 8時間コースに再挑戦するつもりでしたが、前夜お風呂で足を見てみると4本の爪の色が変わっています。中でも両中指は重症で、これ以上長距離を歩くのは無理。来年を期して、今回は利尻経由で稚内に戻ることにしました。荷物を預けて外に出ると、玄関前でこんなお見送りが始まりました。
さらば桃岩荘
スッタッフに宿泊者有志、
全員が玄関前に並んでの派手なお見送り(要クリック)
 「行ってきま〜す」「戻ってこいよ」。声が届かなくなるまで掛け合ううちに、いつしか桃岩荘は霧の中に消えて行きました。まるで総てが夢だったみたい。口数も少なく車道を歩いて行くと、「アッ、見て!」空にはきれいな虹がかかっていました。虹の彼方、桃岩のタイムトンネルを抜けたら、「恥に外聞、時間さえ通常の」元の世界に戻ります。ちょっと寂しいですね。

 1時間ほどかけて港まで歩き、団体客で混みあうフェリーに乗り込みますと、デッキの下には懐かしのユースの面々。応援団さながらのパフォーマンスが始まると、近くの小母様方が「何?何なの?」と集まってきて、油断すると後方に押しやられてしまいそう。
見送りパフォーマンス「又来い〜よ!」
名残を惜しみながらフェリーに乗り込むと
応援団顔負けの見送りパフォーマンスが始まりました(要クリック)
 ♪遠い世界に〜が終わる頃、船は利尻に向け出航しました。それからは延々と「行ってらっしゃ〜い」「行ってきま〜す」「帰って来〜い〜よ」「又来〜る〜よ」とエールの交換が続きます。さよなら礼文よ、桃岩荘。また来るからね〜!

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