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 フルーツ街道を小樽方面に少し走ると、右手に環状列石の看板があります。かなり大きな配石遺構なのですが、周囲は農地(個人の土地?)らしく、一方向からしか見ること(近づくこと)ができません。全体の形状を知ったのは、小樽市博物館のモデルを見た時でした。環状列石に関しての知識があまりないので、ここでは解説文の紹介に留めることといたします。
忍路(おしょろ)環状列石
忍路(おしょろ)環状列石
忍路環状列石 : 縄文時代後期(3,500年前)に造られた大規模な墓。標高20mの緩い斜面上に、32mx22mの楕円形に石が並べられている。これだけの土木工事をするには多くの労働力を必要とし、それはこの地域が豊かで人口が多かったことを物語っている。

忍路(おしょろ)環状列石
忍路(おしょろ)環状列石のモデル : 小樽博物館
海を越えた文化 : 小樽から余市にかけては、ストーンサークルが集中している国内でも貴重な地域で、大小80基ほどが見つかっている。国内での分布は北海道と東北に多く見られ、同じ文化圏であったと言えるだろう。ただ東北の方が北海道よりも少し早い時期に造られていたようなので、この文化と技術は東北地方からの影響によるものと考えられている。
環状列石関連参考書籍

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