壱岐対馬 装飾古墳 奴国の丘 阿蘇山麓の温泉 |
| 太陽の妻=ヒミコ=オオヒルメノムチ=天照大神(?)。まるで異次元の世界に迷い込んだようで、「一体この部屋は何 ?」と周囲を見回すと、ずらりと並んだ銅の大鏡たち。中でも白眉は、直径46.5センチという「八咫鏡」。銅鏡と言うと給仕盆サイズの物だと思っていたので、この鏡の大きさにはビックリです。
大鏡の円周は八咫(約146センチ)で、伊勢神宮のご神体「八咫鏡」と同一寸法。鏡の実物を見せられただけでも、「もしや実話?」と神様の話が身近に感じられるのに、この展示室のメッセージはそれだけでは済みません。 | 日本一の大鏡、円周八咫(約146センチ)の「八咫鏡(やたのかがみ)」
| 『太陽の妻(天照大神)オオヒルメノムチは、暴風雨(スサノオ)を鎮めようと祈祷したが敗れ(壊された鏡達)て、死亡(天の岩戸隠れ)。割れた鏡と一緒に葬られたのが平原(ひらばる)遺』だと言うのです。
見学しているうちに次元を軽く越えてしまう、ここは発掘者原田大六氏の、執念のこもった「平原遺跡出土品展示室」でした。こんなに強くポリシーを感じた資料館は初めてで、いつしか心地良い興奮に包まれていました。関係者各位の情熱に、敬意と感謝を表したいと思います。
咫(やた): 周代の長さの単位。一咫は大尺で約八寸、今の約十八センチメートル。 |
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