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越のヒスイ
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 列柱を原寸で復元・移築してあるのが「環状木列柱の丘」。木が環状に並んでいるだけでも驚きなのに何とこの柱、丸太ではなく半月状に割ってあります(正確には芯部を外した3枚おろし)。真脇の発掘が2年前に発見されていたチカモリ遺跡の巨大樹根、ひいては北陸の巨木文化圏クローズアップのきっかけにもなったのですね。
列柱を原寸で復元・移築してある、「環状木列柱の丘」
列柱を原寸で復元・移築してある、「環状木列柱の丘」
 割った面を外側に、ほぼ真円に配置された10本の木柱。円の中心に立つと、ピラミッド・パワーならぬ縄文パワーが伝わってくるようです。手間がかかる半割作業には呪術的な意味が込められていたのか、単に木を節約するためだったのか、考えるだに不思議。

 材質はクリ。と言うと思い出すのは青森の山内丸山遺跡。彼の地ではクリが栽培され、今やシンボルにもなった大型掘立建物の柱もクリの巨木でした。雨が降り出しゆっくり物思いにもふけることも出来ませんでしたが、素人目にも「何か間連がありそう」で、思いは数千年前にと遊びます。

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