越のヒスイ 能登半島 |
| 水夫達は春先に陸路大阪入り、酒・茶・古着・雑貨・木綿の衣類などを積んで日本海回りで北上。帰りには昆布やニシン・木材や米を積んで係留地である大阪に戻る。海の穏やかな時期を選んだ1年1往復の北前航路。船は物資と共に文化をも運び、江戸幕府の屋台骨をで支えていたとも言えそうです。 | 北前船の航路図がある館内
| 銭屋商訓三ヶ条- 世人の信を受くべし
- 機を見るに敏なるべし
- 果断勇決なるべし
| 北海道のニシンが大阪の綿花や徳島の藍を育て、昆布が薩摩藩の財政を建て直し、沖縄に昆布の食文化を運んだ。ロシアとの密貿易説やタスマニア伝説など、「銭五の海」はダイナミック。隣接する「銭五の館」には本宅の一部が移築復元され、ブレーン「からくり弁吉」の作品も展示されていました。
蛇足 : 一航海で資産は倍になることから北前船は別名「バイ船」。でも時化や遭難にあうと総てを失う。まるで"賭け"のような商いだったからこそ、各地に「航海安全祈願」の船絵馬が残されているんでしょうね、きっと。 |
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