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 最初に目を奪われたのは、ガラスの床の下の丸木舟。三方町周辺の遺跡からは、縄文前期(6300年前)〜晩期(2800年前)の計6艘の丸木舟が出土し、長さ5mほどのこの船は『漁だけではなく交易にも使われた』と書かれています。解説文は大陸との交流にも触れていましたが、実物(丸木舟)を目の前にすると説得力が違います。
ガラスの床の下には丸木舟も見える、常設展示室
ガラスの床の下には丸木舟も見える、常設展示室
縄文時代には武器がない : ここには武器の展示はありません。「植物採取や狩猟のための道具はあっても、人を殺すための武器はなかった」からです。その暮らしが1万年以上も続いたなんて、他の国では考えられないことでしょう。『世界に誇るべき高度な文明』ですよ、縄文時代は。

 この博物館は、命を生み出す女性や自然が崇拝の対象であった時代、私がテーマとしている"女神(地母神)の時代"をクローズアップしてくれていて、考えがピッタリ一致。確かに、『原始女性は太陽だった』んですよ。展示品も厳選して並べられていて、見学していて心地よさを感じました。21世紀には、こういった主張のある施設が、各地に増えてくれると良いですね。
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