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 操業記録ビデオ"踏鞴(たたら)"を鉄の歴史博物館で見て、一番感動したのが"永代たたら"の床つくりでした。たたら製鉄は湿気を極端に嫌うため、その寝床は地上部の3倍もの深さ(約3m)の基礎が必要なのです。それもただ「積み重ねれば良い」、とう単純なものではなく、「知恵と技術が結晶」した作業の連続だから「スゴイ!」のです。では、この博物館の展示模型で、その技を簡単に説明いたしましょう。
1、本床と小舟を作る

1、本床と小舟を作る

 最下層の排水溝(中央下)の上に砂利・木炭・粘土の層を作り、その上に本床と(左右に)小舟を築く。
2、本床天井の叩きしめ

2、本床天井の叩きしめ

 薪がギッシリ詰まった本床と小舟の天井部分を粘土で覆って、本床の天井をしっかりと叩きしめる
3、下灰作り

3、下灰作り

 中の薪を燃焼させ細かく砕き、これでやっと本床の出来上がり。
 「これをせんと、ええ鉄ができん」
4、炉を築く

4、炉を築く

 粘土で作られた炉(長さ3m幅と高さ1m)は、熔けながら砂鉄が鉄になるのを助けるので、「粘土の成分はヒ・ミ・ツ」
たたら製鉄関連参考書籍

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